手足のしびれ
一般的な外来診療の流れ
①問診;いつから、どのような症状があるか等お聞きします。Web問診を受診前に入力していただくとスムースです。使用されているお薬も重要な情報になるため、お薬手帳をお持ちください。
②診察;神経学的所見を確認していきます。
③鑑別診断のための各種検査;血液検査や画像検査、神経伝導速度検査等行います。画像検査は検査の内容や予約の混み具合によってご紹介する病院が変わってきます。
④診断・治療;お薬とリハビリテーションで治療を開始します。外来リハビリを受けながら同じ診療所でお薬の調整ができる点が当院の特徴です。多職種スタッフ一同で診療にあたっております。必要な場合は速やかに高次の医療機関へご紹介いたします。
糖尿病性神経障害の検査が可能です(月~金曜)
糖尿病の方は、長期の経過で末梢神経障害を合併することが多くみられます。
神経障害をきちんと評価することで、今後の糖尿病治療のお役に立てることができます。また、糖尿病性神経障害による運動障害は、運動器リハビリテーションの対象になります。当院でもリハビリテーションが可能です。
検査項目
①神経伝導速度検査
0度(正常)~4度(廃絶)まで分類することができます。
神経障害の自覚がない、初期の変化からとらえることが可能です。ふくらはぎの神経で評価をしますが、下腿が太めの方や肥満の方は検査が難しく、代替として腕の神経で検査を実施することがあります。
②ヘッドアップチルト 試験
チルト台(電動のベッド)を使用して臥位→起立での血圧測定、必要であれば血液検査も追加で実施します。
自律神経(交感神経)障害について評価が可能です。
③安静時CVRR
心電計で脈の揺らぎを測定します。自律神経(副交感神経)の評価が可能です。心房細動がある方は評価ができません。
神経伝導速度検査 について
当院では神経伝導検査装置ニューロキャッチャーを採用しております。
一般的な病気としては、手根管症候群による手のしびれ、糖尿病性神経障害の評価が可能です。そのほかにも、末梢神経障害の評価が可能です。末梢神経とは、脊髄から手足に向かって伸びている神経のことです。
この検査は、弱い電気を流して神経の機能を見ていきます。輪ゴムで弾かれるような痛みを伴いますが、お子さんでも可能な検査であり、あまり心配はいりません。心臓ペースメーカーを挿入されている方は実施できません。
検査希望の方は、まず診察を受けていただき、医師が必要と判断した場合に検査を受けていただきます。お気軽にお問い合わせください。