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パーキンソン症候群

パーキンソン病と似たような症状をきたす病気をパーキンソン症候群といいます。

以下にいくつかを紹介します。

脳血管障害性パーキンソニズム 

 脳血管障害によって出現します。どちらかというと下肢に症状が出ることが多く、脳血管障害によるそのほかの症状を伴うこともあります。

薬剤性パーキンソン症候群 

 お薬の副作用として出現します。色々なお薬で出現する可能性があり、薬剤中止によって症状の改善が期待できます。自己判断での中止は危険ですのでやめておきましょう。

多系統萎縮症(たけいとういしゅくしょう) 

 αシヌクレインというタンパクが蓄積することで発症します。錐体外路症状(パーキンソン病のような症状)、小脳症状(ふらつきなど)、自律神経症状(血圧変動など)を伴います。

進行性核上性麻痺(しんこうせいかくじょうせいまひ) 

 タウタンパクが蓄積することで発症します。特に転倒しやすいことが特徴的です。

大脳皮質基底核変性症(だいのうひしつきていかくへんせいしょう) 

 タウタンパクが蓄積することで発症します。錐体外路症状と皮質症状が出現します。ぴくつきが出たり、言葉が出にくくなったりすることがあります。​

一般的な外来診療の流れ

①問診;いつから、どのような症状があるか等お聞きします。Web問診を受診前に入力していただくとスムースです。使用されているお薬も重要な情報になるため、お薬手帳をお持ちください。

②診察;神経学的所見を確認していきます。

③鑑別診断のための各種検査;血液検査や画像検査等行います。画像検査は検査の内容や予約の混み具合によってご紹介する病院が変わってきます。

④治療開始;お薬とリハビリテーションで治療を開始します。外来リハビリを受けながら同じ診療所でお薬の調整ができる点が当院の特徴です。多職種スタッフ一同で診療にあたっております。

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