めまい・ふらつき
一般的な外来診療の流れ
①問診;いつから、どのような症状があるか等お聞きします。Web問診を受診前に入力していただくとスムースです。使用されているお薬も重要な情報になるため、お薬手帳をお持ちください。
②診察;神経学的所見を確認していきます。
③鑑別診断のための各種検査;血液検査や画像検査等行います。画像検査は検査の内容や予約の混み具合によってご紹介する病院が変わってきます。
ふらつきについて、重心動揺計の検査を行います。この検査によって、ふらつく原因が前庭系(耳からくる)めまいの可能性が高いか、中枢神経(脳など)からくる可能性が高いかなどの評価が可能です。
血圧変動でめまい症状がでる方もおられます。当院ではヘッドアップチルト試験が可能です。この試験は、ベッドの角度が変わることで寝ている状態から起き上がった状態になります。血圧と血液検査を同時に検査することで自律神経の評価が可能です。
④治療開始;お薬とリハビリテーションで治療を開始します。外来リハビリを受けながら同じ診療所でお薬の調整ができる点が当院の特徴です。多職種スタッフ一同で診療にあたっております。
必要な方については、高次の医療機関へ速やかに紹介いたします。
重心動揺計 検査について
当院ではアニマ株式会社様のグラビコーダ GW-31を採用しております。からだのふらつきや、めまい・平衡障害のスクリーニングに適しています。
日本人の健常値データーを内蔵し、ニューラルネット解析技術によって、「健常」・「異常」の程度を自動識別します。またラバー負荷検査により末梢前庭障害(耳からくるめまい・ふらつき)の有無を簡単にスクリーニングすることができ、パワーベクトル検査(オプション)によって中枢性機能障害(脳からくるめまい・ふらつき)の識別ができます。
めまい・ふらつきの症状がある方は、まず診察を受けて、必要と判断された場合に重心動揺計での検査をお勧めしております。